小説の墓場

「ゆいレール」は続くよどこまでも ①

 

――当機はまもなく、沖縄那覇空港に着陸いたします――

 

f:id:furimoon:20161114191047j:plain

 

ゆいレール

正式名称は沖縄都市モノレール線

沖縄本島の玄関口である「那覇空港駅」を出発し、緑豊かな風景に包まれながら、

日本最南端の駅である「赤嶺駅」を経由して「小禄駅」、「奥武山公園駅」、

そして漫湖を渡って、国場川沿いの「壺川駅」、

そして久茂地川に沿うようにカーブして、

ビジネスと商業の中心地である那覇市街地へと向かいます、

旭橋駅」を抜け、繁華街である久茂地・牧志地区の「県庁前駅」、

美栄橋駅」を抜けて国際通りを跨ぎ「牧志駅」へ、

その後大きくカーブをして国道330号を北上し、

新興地の活気溢れる那覇新都心エリアへ、

安里駅」、「おもろまち駅」、「古島駅」からは環状2号線を上り

「市立病院前駅」、古都のなごりが残る勾配を走り、

儀保駅」そして終点の「首里駅」に至る全長約13㎞のモノレール線。

 

 

地上から8m~20mの高さを2両編成の車両が

那覇の市街地を眺望しながら約三十分かけて走ります。

各駅到着前にはそれぞれ異なる沖縄民謡をアレンジした車内チャイムが流れます。

 

 

曲線を配した先頭形状の車体は、

首里城の本朱塗りの赤を基調としたシンボルカラーの赤ラインが入り、

「優」「涼」「景」「清」「軽」のキーワードでデザインされた

シンプルな車両が特徴的です。

 

車内は白を基調に窓枠は黒、接続部は黄色、床はツートンカラーと

乗降客に気持ちよく利用されるようにデザインされています。

 

愛称である「ゆいレール」の「ゆい」は沖縄の言葉の「ゆいまーる」から。

 

「ゆいまーる」とは「共同作業」や「助け合い」と言う意味を持ち、

沖縄のモノレールをみんなで支えていき、地域を路線で結び、

人と人とを結ぶという意味が込められています。

 

 

 

沖縄の玄関と人と街をつなぐ「ゆいレール」。

 

オフィス街、住宅地、観光地、歓楽街、そして城下町。

 

それぞれの街には、いろんな顔があります。

 

いろんな人がいて、いろんな思いがあって……。

 

結ばれた13㎞により、これらの街と人々がふれあい、

いろいろな物語がここから拡がります。

f:id:furimoon:20161114185623j:plain

 

 

――まもなく発車いたします。戸袋に手をお詰めになりませぬよう、

お気をつけ下さい。ドアが閉まります。

 

――発車します